E資格とは|メリットや難易度、合格率、転職での活用方法を徹底解説

E資格とは|メリットや難易度、合格率、転職での活用方法を徹底解説

E資格とは、ディープラーニングの知識やスキルを有しているか認定する AI エンジニア向けの資格です。

  • AIエンジニアとして活躍したい方
  • AIエンジニアとして転職を目指している方
は取得しておくべき資格の1つです。

第3次AIブームといわれている昨今では、ビジネスにおけるAIの実用性が向上しています。そのため、AIの導入を本格的に検討する企業が増えています。今後、AI を導入する分野がさらに広がることが予測されており、それに比例して、AIエンジニアの需要も増えていくことが予想されています。

本ブログでは、AIエンジニアに必要不可欠なディープラーニングの知識や実装スキルを証明できるE資格をテーマに、難易度や取得費用、合格率などの概要と、取得するメリットや転職における活用方法について紹介します。

【JDLA認定プログラム】E資格対策|現場で使えるディープラーニング基礎講座のご案内

 


1.E資格とは

E資格とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が認定するAIエンジニア向けの資格で、ディープラーニングの実装をリードできる人材を増やすことを目的に設立されました。

E資格では、ディープラーニングの理論を理解し、機械学習やディープラーニングを実装する知識・スキルがあることを認定します。E資格は、世界初のAIエンジニアを認定する資格ともいわれており、注目を集めています。

資格名称 E資格
資格認定団体 一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)
試験日程 年に2回(2月中旬、8月下旬)
受験費用
  • 一般:33,000円
  • 学生:22,000円
  • 協会会員:27,500円
受験会場 全国各地
出題範囲 機械学習、深層学習、開発・運用環境
出題形式 CBT、4択
試験時間 120分
申し込み方法 日本ディープラーニング協会の公式Webページから申し込み
受験資格 JDLA認定プログラムの修了(試験日の過去2年以内)

▼参考サイト
E資格とは – 一般社団法人日本ディープラーニング協会【公式】

G検定との違い

JDLA が認定する資格には、E資格のほかにG検定があります。E資格はディープラーニングを実装するAIエンジニア向けの資格なのに対し、G検定は適切にAIを事業に活用するジェネラリスト向けの資格です。

G検定は、ディープラーニングを事業に活用するためのAI に関するより基礎的な内容が問われるのに対し、E資格は、AIエンジニアや研究者など、AIに関連する業務や研究を通じての専門知識が問われます。

■E資格の合格難易度

E資格の取得難易度は非常に高いといわれています。合格率は約7割であり、一見合格しやすく感じられますが、受験者のほとんどはある程度の知識と経験を持っているため、数字以上に難易度は高いといえます。

また、試験時間120分に対して問題数は100問程度出題されるため、1問あたりに割ける時間は1分程度です。出題形式は多肢選択式ですが、ハイペースで問題を解いていく必要があります。

上記の理由から、E資格は合格難易度が高い資格となっています。

【E資格対策】ディープラーニング講座スキルチェック

■E資格の受験費用

E資格の受験費用は一般33,000円、学生22,000円(いずれも税込)です。また、E資格の受験資格として、JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していることが求められます。そのため、E資格を受験するにはまずJDLA認定プログラムを選択するところからスタートします。

JDLA認定プログラムには、初学者からある程度ディープラーニングの知識がある人に向けたものまで、さまざまな種類が用意されています。各プログラムによって価格や受講形式、サポート体制などが異なるため、自分に合ったものを選びましょう。

JDLA認定プログラム一覧をご確認ください。

E資格の申し込み方法

E資格試験は、日本ディープラーニング協会の公式ホームページから申し込むことができます。試験は毎年2月と8月に開催されていますので、詳細の日程はE資格概要ページから確認してください。ちなみに試験場所はWebではなく各地の指定試験会場での受験となります。

 

2.E資格を取得するメリット

E資格を取得する最大のメリットは、転職活動で優遇されたり、高年収の仕事に転職できたりすることです。

就職・転職活動でのアピールになる

E資格は、AIに関する幅広く深い知識を持っていることを証明する資格です。自身の技術レベルを示せるため、就職や転職に役立つでしょう。
IT企業を中心に知名度が高まっており、実務経験がない場合でも、E資格を持っていることで即戦力として採用される可能性が高まります。

今後、さらなるAIの普及に伴い、人材を探す指標としてE資格が求められるようになっていくことが予想されます。

高年収の求人に転職できる可能性が高まる

経済産業省が令和3年2月4日に発表した「我が国におけるIT人材の動向」によると、優秀なデジタル人材の新卒採用や中途採用を行う際、通常よりも高い報酬水準を設定する例が見られるようになってきています。新卒で年収1,000万円以上、30代での転職で3,000万円以上を提示する求人が複数紹介されています。

これは、アメリカをはじめとした諸外国でAIやデータサイエンスなどに関する高いスキルを持つ人材の採用時に、高額の報酬水準を提示する例が増えている流れを受けたものです。

専門性と経験値の高い人材の報酬制度

出典:ダイヤモンド「新卒で年収3000万円も!激化する高度人材争奪戦

また、調査結果の1つとして、デジタル人材の高額報酬の求人例が挙げられています。株式会社ビズリーチの調査によると、AI/人工知能/機械学習という単語を含む求人件数は前年比2.2倍の19,959件に増えており、最高提示年収は4,000万円と非常に高額です。これは2018年時点の調査結果ですが、年々市場が急成長し、求人数も増加している傾向が見られています。

このように、AIやデータサイエンスに関する高いスキルを持つ人材の求人数が増えており、高年収の求人に転職できる可能性は非常に高いです。

特にAI関連産業は適用分野が広がることが予測されており、AIエンジニアの需要は右肩上がりに増えていくことが予想できます。売り手市場となる中、E資格をもっていればより優位に転職活動を進められるはずです。

AI市場は世界だけでなく、日本でも成長している

IT専門調査会社である IDC Japan株式会社が2022年5月24日に発表した「国内AIシステム市場予測」によると、2021年の国内AI(人工知能)システム市場は、エンドユーザー支出額ベースでの市場規模が2,771億9,000万円となり、前年比成長率は26.3%という結果が出ています。

2021年〜2026年の年間平均成長率(CAGR)は24.0%で推移し、2026年には8,120億9,900万円になるとIDCは予測しています。

また、富士キメラ総研の「2020 人工知能ビジネス総調査」では、国内のAIビジネスは2026年度に2兆円規模に拡大すると試算しています。これは、DXの技術要素としてAIの利用が増加し、AIの実証実験から本格導入に至るケースが増えたためです。

また、製造業の現場や装置での活用が期待されるエッジAIコンピューティングの搭載が期待されています。エッジAIコンピューティングの国内市場は、2020年度の見込みは177億円でしたが、2025年には565億円まで成長するといわれています。

このように、AI市場は海外のみならず日本でも右肩上がりに成長していることがわかります。今後もその成長が続くことが予測できます。

 

3.E資格の受験者数・合格者数

E資格は2022年6月時点で、77回試験が実施されています。この項目では、E資格の受験者数や合格者数の推移について見ていきましょう。

受験者数の推移

開催回別の受験者数、合格者数、合格率は次の通りです。

E資格の受験者数・合格者数・合格率等の推移

引用:日本ディープラーニング協会 「「E資格(エンジニア資格)2022#1」結果発表。(1,327名が受験し、982名が合格)

2020#2は延期になったため、2021#1で受験者数が増えていますが、回を重ねるごとに受験者数は増加傾向で、7回目となる2022年2月の受験者数は、2018年の1回目の約4倍になっています。

合格者数と合格率

E資格の受験者数の増加に比例して、合格者数も増えています。また合格率も、当初の69.44%から2021年以降は75%前後へと上がっています。

E資格と同程度の難易度である資格に「応用情報技術者試験」がありますが、応用情報技術者試験の2021年秋期の受験者数は33,513人(合格者数7,719人、合格率23%)であり、E資格の合格率と比較するとかなり少ないことがわかります。

▼参考サイト
令和3年度秋期 応用情報技術者試験の合格者|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

業種別合格者数

2022年2月のE資格の業種別の合格者数は次の通りです。

E資格の業種別合格者数データ

引用:日本ディープラーニング協会 「「E資格(エンジニア資格)2022#1」結果発表。(1,327名が受験し、982名が合格)

合格者の職種は「ソフトウェア業」(247人)が最も多く、次いで「情報処理・提供サービス業」(217人)が多いという結果になっています。多くはないものの「卸売・小売業、飲食店」(5人)や、「医療・福祉業」(20人)の合格者もいます。

▼関連記事
【受験者インタビュー】合格者が語る!0からはじめるE資格勉強方法を伝授

 

4.E資格の勉強方法

ここでは、E資格の勉強(対策)方法について簡単に紹介します。
対策方法についてより詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

【E資格対策】E資格に合格するための秘訣や勉強方法、新シラバスのポイント

独学は難しい

E資格を独学で取得するのは難しいと言われています。その理由の一つは、過去問や合格点などが開示されていないためです。過去問がないと、試験内容に対する自分の理解度が把握しづらいため、具体的な対策を取りにくいでしょう。また、E資格試験に申し込むためにはJDLA認定プログラムの講座を受講しておく必要があります。

JDLA認定プログラムでは試験に必要な知識を体系的に学べるので、まずはE資格講座の受講を検討してみてください。

おすすめの講座

どの企業のE資格講座を受けるか迷っている方には、スキルアップAIの「【JDLA認定プログラム】E資格対策|現場で使えるディープラーニング基礎講座」がおすすめです。JDLA認定プログラムの中でも最安値(※)で提供しています。無料のトライアルから申し込んでいただくことが可能なので、ご興味がありましたら上記の講座案内ページをチェックしてみてください。

※受講期間10ヶ月以上の場合。E資格認定プログラム全15社の中で10ヶ月以上受講した場合の料金を算出し、各社ホームページで公開されている定価で比較。(2022年4月時点)

 

5.E資格を活用して転職する4つのStep

この項目では、E資格を活用して転職するステップを4段階に分けて紹介します。

難関資格であるE資格を取得し、転職やキャリアアップしたいと考える人は少なくありません。転職活動を開始する際、どのようなステップを踏めばよいのか事前にわかっていると、無駄なくスピーディに進めることができます。ぜひ活用してください。

①ポートフォリオの作成

転職活動の第1ステップは、ポートフォリオの作成です。ポートフォリオはWebデザイナーが作るイメージがありますが、最近ではエンジニアに対してもポートフォリオの提出を求める企業が増えています。

ポートフォリオとは、自分の実績や力量、スキルなどがわかる作品集のことを指します。自分は何ができるのか、アピールできるように準備しておきます。

エンジニアがポートフォリオを作るメリットは次の3つです。

  1. プログラミングスキルを証明できる
  2. モチベーションや将来性の評価につながる
  3. 入社後のミスマッチを減らせる

ポートフォリオがない場合、企業は、履歴書と職務経歴書のみで採用すべきかどうかを判断しなければなりません。ほかの志望者との差別化が難しいうえ、履歴書と職務経歴書だけでは正しいスキルを証明できず、面接にたどり着けない、採用されないなどの可能性があります。運よく採用されたとしても、正しく評価されにくいため、厳しい待遇を提示されてしまうかもしれません。

ポートフォリオには、

  • 自己紹介
  • 経歴
  • 保有スキル
  • 作品・実績
を明示します。

また、エンジニアとしてのスキルを活かしてデザインや機能性に工夫を凝らし、個性あふれる魅力的なポートフォリオに仕上げると訪問者の心を掴めるはずです。

②情報収集

転職活動において、スキルを磨くことはもちろん、情報収集も非常に重要です。転職を目指すなら、環境や待遇など、自分に合った求人情報を収集すべきです。

未経験での転職を考えている場合、自分のスキルや価値を明確に伝えられるようにするため、

  • 応募先の企業がどのような案件を抱えているか
  • エンジニアにどのようなスキルを求めているか
など、しっかりと情報収集することが肝心です。

③習得したスキル活用の解像度を上げる

転職を有利に進めるには、習得したスキルを実務でどのように活用するのか明確にしておくことが何よりも重要です。E資格を持っていることで一定のスキルの証明はできますが、そこから、いかに現場で活躍できるAIエンジニアになるかが重要です。そのため、自身の持っているスキルが企業にどんな利益をもたらすのか、どんな貢献ができるのか言語化できるようにしておきましょう。

一方、E資格を取得したものの何をすべきか悩んでいるなら、E資格の取得のために学習した内容を復習して理解度を深めたり、専門スキルを高めたりするのがおすすめです。 興味を持って取り組んでいる領域があれば、継続してスキルを高め、スキルアップしていきましょう。

④応募・アプローチ

前述の3つのステップを踏まえて、応募していきます。「自分にはこれができる」ということを、客観的に証明できるように準備をしてきたため、企業側にとって必要なスキルや能力、具体的に作れる制作物についてアピールしていきます。

エンジニア不足だからといって、E資格の保有が簡単に転職に繋がったり即採用となるわけでもありません。情報収集によって掴んだ情報をもとに、相手にとって自分の何がどう役立つのかを客観的な視点で伝えましょう。

 

6.E資格保持者は優位になる求人事例

データサイエンティストや機械学習エンジニアの求人では、E資格を取得している求職者を優遇するケースが増えてきており、E資格が注目されている資格の1つであることがわかります。

そこでこの項目では、E資格保持者が優位になる求人をピックアップして例として紹介します。

データサイエンティスト

求人例:フルリモートでの勤務も可能な正社員の採用です。年収は700〜1,000万円を提示しており、業務内容はデータ分析、データ利活用、AIに関わる対顧客向けの上流プロジェクト(企画構想、PoC)の遂行や、データ利活用サービスの企画および推進に関するコンサルティング支援などです。
この求人では、E資格・G検定の有資格者を歓迎要件の1つに挙げています。

機械学習エンジニア

求人例:正社員での採用で、年収は800万円〜1,000万円の年俸制です。業務内容は、AI技術を活用したソリューション企画と、サービス化の実行です。AIソリューションを持つ各ベンダー、メーカーとのリレーション構築と、トレーニングやセミナーの開催、執筆など、AI領域のマーケティング活動もするため、エンジニアとして後進の育成にも携われます。
この求人では、E資格の有資格者を歓迎要件の1つに挙げていました。

データアナリスト

求人例:リモートワークが可能な正社員かつ管理職の求人です。管理職での採用のため、年俸は1,200万円〜1,400万円と高水準です。業務内容は、分析に関する最も複雑で新しい課題に対処する方法の開発と実行です。統計モデリングや最新の機械学習手法についての専門知識をマーケティングの成長、業務効率化、リスクの成果につなげる役割も担います。
歓迎条件としてE資格の有資格者を挙げています。

 

7.まとめ

E資格は、エンジニアが持つディープラーニングの知識やスキルを証明する資格です。取得には、資格を主催するJDLA認定プログラムの受講が必須ですが、取得後は、転職活動の際、相手に対して自らのスキルを客観的に提示できるため、転職活動をスムーズに進められる可能性が高まります。

スキルアップAIでは、E資格に対応したJDLA認定プログラムである「現場で使えるディープラーニング基礎講座」を開講しています。スキルアップAIの認定プログラムでは、知識と実践スキルが定着するように構成しています。実務経験が豊富な講師が実践的な知識を紹介しており、資格取得だけを目指したものではなく、実務につながる内容になっています。

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主体的に学べるだけでなく、習得した知識をどのように実務で活用するかが身につくため、資格取得を通じてAIエンジニアとして活躍している自分の姿を想像しやすいです。

現在、スキルアップAIが提供するE資格対応のJDLA認定プログラムの一部(約6時間相当分)をトライアル版として無料で視聴することができます。講座の雰囲気やわかりやすさを体験できますので、ぜひお試しください。
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更新日:2022.10.14

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