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Gensparkとは?利用方法から使い方、効率的に使うコツを紹介

日々の業務の中で、生成AIをうまく活用して情報収集や資料作成を効率化したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
そうしたニーズに応える手段のひとつが「Genspark」です。
Gensparkは、検索や調査、資料作成といった一連のプロセスをAIが支援し、必要な情報を整理・編集したうえで、スライドや表、レポートといった形で出力まで行えるツールです。 調べるだけでなく、そこから「まとめて、伝える」までをカバーできる点に実用性があります。
本記事では、Gensparkの具体的な機能や使い方、他ツールとの違いを整理しながら、分かりやすく解説していきます。
*この記事は2026年2月中旬にアクセスした内容により作成しています。
Gensparkとは?
Gensparkとは、AIエージェントを活用したAI検索エンジンの1つです。ユーザーが入力した検索用語に対して、AIがユーザーの検索意図やニーズを推論しながら独自に検索を行い、複数のWebページの情報を1つに集約した回答を生成します。
Gensparkは、2023年、米国カリフォルニア州パロアルトに拠点を置いたMainFunc社が開発しました。2025年4月には、「スーパーエージェント」と呼ばれる新機能が、そして2026年1月には音声入力機能「Speakly」を中心としたAI Workspace 2.0がリリースされました。
このほかにも検索結果の内容をもとに、画像や動画、音楽、エクセルのようなスプレッドシートから、プレゼンテーション資料、さらにはWebサイトやプログラムコードまでAIが自動で生成してくれる機能もあり、注目を集めています。
AI検索エンジンとは
AI検索エンジンとは、検索キーワードに対して、ウェブ上の複数の情報をAIが自動で調べ、要点をまとめた回答を返すサービスです。従来のGoogleなどの検索エンジンのように、リンクの一覧を検索結果として表示するのではなく、AIが自ら調査・整理した文章で答えてくれるのが特徴です。
従来の検索エンジンとの違い
従来の検索エンジンとGensparkは、以下のような違いがあります。
| 従来の検索エンジン | Genspark |
|---|---|
| 既存のウェブページのタイトルやリンクのみが提供されている。 | 質問に対する結論やポイントの他、その下に根拠となる情報がまとめられている。 |
| ユーザーが複数のリンクをクリックして情報を探す必要がある。 | 1つのページで「答え・理由・背景」が確認でき、複数のサイトを開いて調べる必要がない。 |
| 広告やSEOによるバイアスの影響を受けることがある。 | 商業的バイアスや広告を含まない情報提供を目指す。 |
| 検索結果のWebページを、ユーザーが情報の関連性や信頼性を自分で判断する必要がある。 | 必要な情報が1ページに統合されており、情報の出典元がURL付きで明示されている。 |
従来の検索エンジンは、Webページの一覧を検索結果として表示しますが、AI検索エンジンの場合、検索結果のWebページの情報をAIが調査・要約し、回答してくれます。
従来の検索エンジンが「本棚に本を並べる」役割だとしたら、Gensparkはその中身を読んでレポートにまとめてくれるようなものと言えるでしょう。
Gensparkでできること(機能の紹介)
2026年2月現在、Gensparkは数多くの機能がリリースされています。
それぞれの機能でできることは、以下の表の通りです。
高度なエージェント機能
| 機能 | できること | 特徴 |
|---|---|---|
| 🤖 スーパーエージェント | 長文指示での自動調査、旅行計画、動画作成、予約、記事生成など | 複数のLLMモデル統合、80以上のツール活用 |
| 🎙️ Speakly | 音声入力、タイピングの4倍速 | 2026年1月リリース、完全ハンズフリー操作へ |
| 📧 AI Inbox | メール自動処理、カレンダー管理、カスタムワークフロー | 自然言語でワークフロー設定可能 |
| 👤 カスタムスーパーエージェント | ユーザー独自のAIエージェント作成 | 専門タスクに特化したエージェントを設計可能 |
| 📊 AIスライド | PDFや文書からスライド化、要約、画像挿入、デザイン適用 | プロ品質のデザイン、pdf or pptxへ変換可能、クリエイティブモード搭載 |
| 📈 AIシート | 表の自動作成、データの自動収集/集計、グラフ化、ドキュメント⇒AIシートへの変換、洞察の自動生成、グラフのデザイン調整 | CSVへのエクスポート対応、ファクトチェック対応 |
| 📄 AIドキュメント | HTML/Markdownドキュメント作成、レポート自動生成 | Word形式の出力対応 |
| 💻 AI Developer | Webサイト・アプリ開発、コード生成、サンドボックス環境 | フルスタック開発対応、リアルタイムプレビュー |
| 🎨 AI Designer | プロフェッショナルなデザイン制作、ブランディング素材作成 | Behance/Dribbble/Pinterestからインスピレーション取得 |
| 💾 AIドライブ | AIによる自動ファイルダウンロード、ダウンロードしたファイルの自動アップロード、ファイルの整理/解析、ファイル内容の要約 | AIダウンロードエージェント、50GBストレージ |
| 🔍 深層研究 | 多角的な情報収集、引用付きレポート作成、リアルタイム分析 | 偏見のない情報統合、Sparkpageを活用した情報の集約 |
| 📞 通話代行 | レストラン予約、アポイント調整、顧客サービス対応、音声録音と文字起こし | 自然な音声による通話、通話終了後のタスクの自動化 |
| ✅ ファクトチェック | 複数のソースの照合 | 他の機能での活用が可能 |
基本エージェント機能
| 機能 | できること | 特徴 |
|---|---|---|
| 💬 AIチャット | 複数のトップティアモデルアクセス、専門対話、長文議論 | Plus/Proプランで2026年末まで完全無制限、最新モデル対応 |
| 🎨 AI画像 | AI画像生成・編集、背景除去、画像修復 | 複数最新AIモデル統合、デザインスキル不要、Plus/Proプランで2026年末まで無制限 |
| 🎬 AIビデオ | テキスト・画像から動画生成、複数モデル同時連携 | 複数最新モデル対応 |
| 🎵 AI 音楽 | 音楽生成、音声生成、効果音作成 | 2026年1月リリース、高品質な音楽・音声制作 |
| 🌐 翻訳 | 高精度多言語翻訳、コンテキスト考慮、専門用語対応 | 最新言語モデル活用、文脈理解型 |
| その他 | Sparkpage:検索結果の要約を、編集可能な1枚のページとして表示 | 他の人と共有が可能 |
GensparkとPerplexityとの違い
スマート要約
Gensparkでは、検索からスライド資料の作成まで幅広く活用できることを確認してきました。しかしながら、Gensparkと同じようなことや、一部のことができる生成AIツールもあります。ここでは、Gensparkと他の生成AIツールの違いについて見ていきます。
Gensparkと、よく比較されるのが「Perplexity」という生成AIツールです。Perplexityは、Gensparkと同じAI検索エンジンのサービスで、2022年、AIスタートアップ企業である、Perplexity AI, Inc.によりリリースされました。
検索・情報収集機能
| 機能 | Genspark | Perplexity |
|---|---|---|
| AIエージェント機能 | 有り(スーパーエージェント、カスタムエージェント) | 部分的に有り(Perplexity Labs) |
| 検索結果形式 | Sparkpage | 要約回答 + ソースリンク |
| 情報源の表示 | 内蔵AIコパイロットで対話的確認 | 明確なソースの引用表示 |
| リアルタイム情報 | ○(ライブデータ統合) | ○(最新情報アクセス) |
| 多言語対応 | ○ | ○ |
| 画像・動画検索 | ○(統合型) | ○(基本的) |
| コンテンツ生成 | ○(スライド、シート、動画、音楽、コード、Webサイト) | △(テキスト中心、スプレッドシート・レポート生成が可能) |
| 音声入力 | ○(Speakly – 2026年) | ○(基本的) |
Gensparkの利用方法
ここでは、Gensparkのアカウント登録から利用方法について解説します。
公式サイトアクセス
- ブラウザで https://www.genspark.ai/ にアクセス
- 「サインイン」 または 「サインアップ」 ボタンをクリック
登録方法の選択
以下の方法から登録が可能となっております。
- 📧 メールアドレス登録
- 🔗 Googleアカウント
- 🔗 Microsoftアカウント
- 🔗 Appleアカウント
初回ログイン
初回ログイン後、「残りクレジット数」が表示されます。無料プランの場合、残りクレジット数が200/日と限られており、注意が必要です。
- 残りクレジット数(無料:200/日、Plus:12,000/月、Pro:125,000/月)
Gensparkの各機能の使い方
スーパーエージェント
手順:
- 「Super Agent」選択
- プロンプトをテキストまたは音声で入力(入力例:“東京から3泊4日の大阪旅行プランを作成してください”)
- 実行
AIスライド
手順:
- 「AIスライド」選択
- 作りたいスライドの内容や要件を入力(入力例:“2026年のAI技術トレンドについて10枚のプレゼンテーション”)
- デザインテーマを選択(オプション)
- 実行
AIシート
手順:
- 「AIシート」選択
- プロンプトに作成したいスプレッドシートを入力
- 実行
AI画像
手順:
- 「AI画像」選択
- 設定やスタイルを選択(オプション)
- プロンプトに作成したい画像や言葉を入力、またはクイックアプリの使用も可能(背景除去、マジック消しゴム、マジック再描画、写真のぼかし解除、画像拡張)(入力例:“かわいい柴犬がコーヒーを飲んでいる、写真風”)
- 実行
AI動画
手順:
- 「AI動画」選択
- 設定や長さ、アセットを選択(オプション)
- プロンプトに作成したい言葉を入力(入力例:“海辺を走る黒いスポーツカーの短い動画、映画風”)
- 実行
AIドライブ
手順:
- AIドライブにファイルをアップロード:
- 「+」から、ファイルをアップロード
- AIドライブを使ってWeb上のファイルをダウンロードする方法
- 「ダウンロードエージェント」を選択
- ダウンロードしたいファイルのリンクを入力
Speakly(音声入力)
手順:
- デスクトップアプリをダウンロード
- ダブルタップしてGensparkエージェントモードを起動
- 音声で指示を出す(例:“先週のミーティング議事録からアクションアイテムを抽出してシートにまとめて”)
- AIがリアルタイムで処理・実行
AI Inbox(メール・カレンダー管理)
手順:
- 「AI受信トレイ」を選択
- メールアカウントを接続
- カスタムワークフローを自然言語で設定(例:“請求書メールは自動でラベル付けしてスプレッドシートに記録”)
- AIが自動処理(メール要約、優先順位付け、自動返信、カレンダー調整など)
Gensparkの効率的な使い方のコツ
クレジットの節約
Gensparkは、プラン毎に「クレジット」と呼ばれる利用回数が定められています。各機能や、アウトプットに応じて消費されるクレジットが異なるので、クレジットの節約を意識した、プロンプトの入力を行うとよいでしょう。
- 明確な指示: 曖昧な指示を避け、具体的に依頼
- 段階的な実行: 大きなタスクを小分けして実行
- 結果の確認: 途中結果を確認してから次のステップへ
文字化け防止の設定を行う
Gensparkを使用していると、ごく稀に文字化けが発生することがあります。これは、Gensparkが生成する文字の文字コードが原因の場合があります。
スライド資料などをGensparkで作成する際には、以下のように文字コードを「UTF-8」に設定するプロンプトを追記するとよいでしょう。
複数の生成AIを活用する
生成AIには、それぞれ強みと弱みがあります。文章生成に優れたモデルもあれば、スライドや画像といったアウトプットの整形に特化したものもあります。
Gensparkは、文章・画像・スライド・シートなど幅広い形式の生成に対応したオールインワンプラットフォームですが、構成や文章のアイデア出しには、ChatGPTのような言語特化型AIを併用するのも有効です。
たとえば、まずChatGPTで構成案や原稿のたたきを作り、Gensparkにその内容を取り込んでスライドを生成するといった流れを取ることで、Gensparkのクレジット(利用回数)も節約しつつ、作業効率と完成度の両方を高めることができます。
このように、得意分野の異なる生成AIを使い分けることで、コンテンツ制作のスピードも品質も大きく向上します。
音声入力(Speakly)を活用する
2026年1月にリリースされた音声入力機能「Speakly」は、タイピングの「4倍速」で作業できます。長文指示や複雑な指示を出す際、マルチタスク中、移動中などに活用すると効率が大幅に向上します。
まとめ
Gensparkは、検索から各種コンテンツ生成までをひとつの環境で完結できる、非常に柔軟性の高いAIツールです。スーパーエージェントをはじめとする多機能なエージェント群により、資料作成や調査業務を効率化できる点が大きな魅力といえるでしょう。
2026年1月には、音声入力機能「Speakly」やメール管理機能「AI Inbox」を搭載したAI Workspace 2.0がリリースされ、さらに実用性が向上しています。
また、ChatGPTなど他の生成AIツールと併用することで、構成案の作成や原稿準備といった前工程もスムーズに進められます。用途に応じてAIを使い分けることが、コンテンツの質と生産性を両立させる鍵となります。
日々進化を続けるGensparkをうまく活用することで、情報収集からアウトプットまでの流れが一層スピーディーかつ精度高く進められるはずです。まずは無料プランで試し、自分のワークフローに合うか確認してみるとよいでしょう。
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