AIニュースまとめ(5月31日週)

AIニュースまとめ(5月31日週)

こんにちは。スキルアップAIの手柳です。
スキルアップAIでは、AIに関するニュースをピックアップし、週間で紹介しております。
今回は、5月31日週のAI関連のニュースを紹介していきます。

 

◇警察庁、SNS捜査にAI導入へ

ニュースリリース:タスキが電気通信大学と開発中のAI技術を活用したSaaS型土地活用 シミュレーター「TOUCH & PLAN」の新ビジネスモデル特許を出願

  1. AIで容疑者のSNSを解析
  2. 人物の相関図を作成

警察庁関係者によると、警察庁は容疑者側のSNSを解析し、人物の相関図を作成するAI捜査システムの導入を決めました。
SNSは便利な一方で、監視が行き届かず、「犯罪インフラ」として特殊詐欺などで多数の関与者をつなぐツールとして使われている側面があります。 実際、愛知県内では、2020年1~5月に摘発された特殊詐欺の実行役のうち、約半分がSNSを通して犯罪に加担したといいます。 警察庁の狙いは、AIの導入により犯罪組織の全体像の解明や摘発に結びつけることにあるようです。

SNSが次々に登場する中で、その全てを捜査対象にするのは難しいと思います。
そんな中で、AIを使って効率的に捜査をしていくのは当然の流れだといえるでしょう。 多様化する犯罪に後手後手になってしまわないためにもAI導入は推進されるべきだと思います。
しかし、AIを活用したSNS解析、顔認証などの捜査には、プライバシー保護の観点で不安視する人も多いはずです。 先日、EUがAI活用に関する規制案を発表したように、日本としても早急な対応が必要になるのではないでしょうか。

 

◇失われた声を再現するウェアラブルデバイス開発

ニュースリリース:27ヵ国参加 ダイソン国際エンジニアリングアワード 失われた声をAIで取り戻すウエラブルデバイスが、日本国内最優秀賞受賞

  1. 首に装着することで声を再現
  2. 現役大学院生が開発

喉頭がんや咽頭がんなどで声帯を失った方に向けた、自身の声を再現するウェアラブルデバイス「Syrinx(サイリンクス)」が開発されました。
開発したのはなんと、現役の大学院生のチームです。

Syrinxは、AIを用いた独自のアルゴリズムにより、ユーザーの元の声を解析しその声を再現する振動パターンを作成することで、声を再現することが出来ます。 声を取り戻す方法の一つとして、電気式人口喉頭の使用(EL)が挙げられますが、従来のELでは、機械的な声になる、使用する際は片手がふさがった状態になるなどの問題がありました。
Syrinxでは、機械的ではなく人に近い原音を再現することに成功しており、さらに首元に装着することでハンズフリーで使うことができ、スタイリッシュなデザインとなっています。

デバイスの性能自体はもちろんですが、ハンズフリー設計やデザインなど、ユーザーが気兼ねなく会話を楽しめるように配慮している点が素晴らしいと思いました。
私も現在大学院で研究していますが、同年代の大学院生として大きな刺激になります。

関連記事:Syrinx – Speech is a right, not a privilege

 

◇衛星データから街の3Dモデルを生成

ニュースリリース:スペースデータ、衛星データからバーチャル空間に世界を自動生成するAIを開発。誰でも使える地球のデジタルツインとして無償公開も予定

  1. 衛星からの画像をもとに街並みを3D再現
  2. 構造物の質感や見た目も自動で再現

宇宙ベンチャーのスペースデータは、人工衛星からの画像データをもとに、街並みを3DCGで再現するAIを開発したと発表しました。
このAIでは、同社が独自に開発したアルゴリズムにより、まず人工衛星で撮影した静止画と標高データをもとに地上の構造物を検出します。 次に建物の種類や形状、色、材質などを分類し、待ちの3Dモデルを生成する仕組みです。
こうして生成された構造物は、形だけでなく質感や見た目も再現し、近くで見ても解像度が劣化しないので、ゲームや映像制作などでの活用が期待されます。

衛星から街並みを見ることができる機能というとGoogle Earthが思い浮かびますね。
面白い機能なので使ったことがありますが、拡大するとどうしても画質が粗くなったり不自然に伸びたりしていたので、ゲームなどへの活用には向いていないと思います。
最近のゲームでは実際の都市の街並みを再現したものも多いので、多くの需要が見込まれるのではないでしょうか。

 

◇教習所のオンライン受講、AI監視システム導入へ

ニュースリリース:教習所オンライン受講、AI監視で居眠りも中抜けもできません

  1. 学科教習のオンライン受講が可能に
  2. 受講中はAIによる監視が入る

新潟自動車学校が、運転免許取得のための学科教習をオンラインで受講できる「オンライン学科教習」を導入しました。
あらかじめ録画した動画を配信するため24時間いつでもどこでも教習を受けることができます。 さらにAIによる監視システムも導入されており、受講者が教習動画閲覧中に本人認証が数十回ランダムで行われます。
居眠りや途中退席、パソコン上で他の作業をしているとAIに判断されると、動画が停止し始めからやり直しになるそうです。

現在大学の授業もほとんどオンラインで受けていますが、場所や時間を気にせずリラックスして受けることができています。
もし学校の授業にもAI監視システムが導入されたらと考えると恐ろしいですね(笑)。

 

◇スタンフォード大学、考えるだけで文字入力できるAIシステム開発

ニュースリリース:High-performance brain-to-text communication via handwriting

  1. 文字を書く様子をイメージすることでテキスト化
  2. 先行研究の約3倍の速度で文字を入力可能に

スタンフォード大学の研究チームが、考えただけで文字を入力できるAIシステムを開発しました。
AIと、被験者の脳に埋め込まれたデバイスを組み合わせて被験者がイメージした文字をコンピュータ画面上に表示するシステムです。 特徴的なのは、文字そのものを思い浮かべるのではなく、文字を書くところをイメージする必要があるという点です。 一見すると回りくどいやり方に思えますが、開発者によると同年代の健常者には劣るものの、それに近いスピードでの入力が可能であるといいます。 この手法の導入により、同研究チームが2017年に行っていた研究の約3倍の入力速度を達成しており、入力ミスを自動修正する機能も追加されています。

すごい時代になりましたね。
現状1人の被験者に対しての成果の様ですが、近いうちにテキストすら使わず、脳から脳へ直接考えを伝えることができるようになる日が来るのではないでしょうか。

 

おわりに

いかがだったでしょうか?
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今後も、AI関連ニュースの記事を共有していきたいと思います。ご期待ください!

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更新日:2021.08.16

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