AIニュースまとめ(3月15日週)

AIニュースまとめ(3月15日週)

こんにちは。スキルアップの手柳です。
スキルアップAIでは、AIに関するニュースをピックアップし、週間で紹介しております。
今回は、3月15日週のAI関連のニュースを紹介していきます。

 

◇AIによるニュース自動翻訳

https://techable.jp/archives/150274

  1. 海外ニュースを自動翻訳・自動要約し、リアルタイムに翻訳して配信
  2. ニュース翻訳は本来人の手によって行われるのが主流

凸版印刷は英語のニュースを自動翻訳・自動要約するシステムを活用し、海外ニュースをリアルタイムに翻訳して配信する実験を行っています。

近年では、ディープラーニングなどの技術により翻訳精度が向上しており、より自然な翻訳が可能となっています。
しかし、ニュースは正確性が重視されるため、現在でも人手による翻訳が主流となっています。そのため、毎日大量のニュースをリアルタイムで翻訳するのは困難となっています。本実験は上記の課題解決のために開始したもので、3月31日まで1日100記事を配信していくとのことです。

私も日々情報収集をする際に、海外ニュースもチェックしています。しかし海外ニュースだとどうしても1〜2日ほどのタイムラグが生じることがあり、新鮮味に欠けると感じます。このようにリアルタイムの生きた海外情報が手に入るというのは非常に重要です。

 

◇両親の顔から赤ちゃんの顔を予測するサービスの開始


https://news.yahoo.co.jp/articles/ebdd12da1d61818e952542db01eb0875c4285456

  1. 両親の顔写真から赤ちゃんの顔をAIで予測
  2. StyleGANを利用

ACワークスは、両親の顔写真から赤ちゃんの顔をAIで予測するサービス「赤ちゃんAC」を開始しました。
2人の写真をサイトにアップすることで、AIが生まれる赤ちゃんの顔画像を合成します。この顔画像の合成にはStyleGANという技術が使われています。

StyleGANとはGANと呼ばれる生成モデルの一種で、Progressive Growingにより高解像画像を生成する、AdaINを用いて各層に画像のStyleを取り込む、といった特徴があります。
GANやStyleGANに関してはこちらの記事をご参照ください。

既にお子さんがいる家庭では生成した画像と実際の子どもと比べてみたり、マッチングアプリにこのサービスを組み込んだりしても面白い活用ができそうです。

 

◇憧れのあの人との会話ができる!?

https://kyodonewsprwire.jp/release/202103152271

  1. 有名人やアニメのキャラクターのような受け答えを可能にする対話型AI
  2. ユーザーの入力に応じた柔軟な音声対話

NTTドコモは、AIによる実在の人物や架空のキャラクターのような受け答えができる「キャラクタ雑談技術」を開発しました。
従来の対話型AIでは、あらかじめ決められた対話ルールに則って会話していましたが、今回の「キャラクタ雑談技術」では、人物の対話データを用意するだけで、ユーザーの入力に応じた柔軟な応答が可能となり、本人の声を再現した音声対話を実現できます。

どの程度リアルな会話ができるのかはまだ分かりませんが、有名人と話してみたいと思う人は多いのではないでしょうか。
ただ、こういった技術が普及すれば有名人の”なりすまし詐欺”が増える可能性も高いです。有名人を騙るスパムメールはありますが、文面だけで信じる人は少ないでしょう。
しかし、会話内容に音声まで再現できるとなれば、こういった技術を知らないと騙されてしまうこともあると思います。そういった意味でも、AIの進歩に伴って私たちのモラルに関する教育も今後推進される必要があります。

 

◇日常会話から認知症を判断

https://ledge.ai/fronteo-pmda/

  1. 約5~10分の会話のみで認知症かどうかを判定
  2. 世界初の言語系AI医療機器になるか

株式会社FRONTEOは、言語系AIを使い、約5~10分の日常会話だけで患者が認知症かどうかを判定できる「会話型認知症診断支援AIシステム」の臨床試験を開始しました。

従来では、専門の知識を持つ医師でなければ認知症の神経心理学的検査は難しいとされていましたが、今回のシステムでは患者との何気ない日常会話をAIが分析することで認知症の判定をします。
この言語系AIが正式に薬事承認されることになれば、世界初の言語系AIによる医療機器となります。

認知症の早期発見には他にも様々な取り組みがされており、顔の表情をAIが分析し認知症の発見ができる技術(※1)、歩行姿勢をロボットが追尾、分析することで認知症を含めた様々な疾患の発見を目指す取り組み(※2)などがあります。
認知症は発症してしまうと完治が難しいと言われていますが、早くからの対策により進行を大幅に遅らせることが可能です。

認知症の診断のために病院に行くのは、抵抗があると感じる人は多いと聞きます。これらの技術の確立により簡単な診断が可能になり、患者の精神的な負担が少しでも軽減できれば、認知症の重症化の抑制につながるでしょう。

※1 顔の表情から認知症診断
https://www.amed.go.jp/news/release_20210126.html
※2 歩行姿勢から病気を推定するロボット
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/interview/1308048.html

 

◇「子どもがなりたい職業」にITエンジニアがランクイン

https://news.yahoo.co.jp/articles/a3824869244e8480356c33ca9e010518d6ada6f0

  1. 1位は「会社員」
  2. 「ITエンジニア」が初のランクイン

第一生命保険は全国の小・中・高生を対象とした第32回「大人になったらなりたいもの」のアンケート調査結果を発表しました。
1位は小学生女子以外、全て「会社員」という結果になりました。リモートワークが進む中で、両親の働く姿勢を目にするようになったことがきっかけかもしれません。
注目すべきは、男子のみではありますが、全ての世代に「ITエンジニア/プログラマー」がランクインしたことです。
小学生で10位、中学生、高校生では共に2位となっています。過去31回の調査結果を見ても「ITエンジニア/プログラマー」がランクインするのは初めてになります。

リモートワーク中に、両親がプログラムを組んだりアプリを使ったりする様子を見て、ITエンジニアという子どもに馴染みのない職業が身近に感じるようになったことが一因かもしれません。他にもプログラミングの必修化やAIのブームなど、世の中の流れが反映されているのではないでしょうか。
IT人材不足が叫ばれていますが、ITに興味を持つ子どもたちは確実に増えていることが分かりました。

 

おわりに

いかがでしょうか?仮想の人物を生成するGANの技術は益々注目され、医療の分野でも多くの発達した取り組みが行われています。小・中・高生の中でITエンジニアへの関心度が上がっているのも興味深いです。
スキルアップAIでは、関連講座として「GAN(敵対的生成ネットワーク)講座」を開講中です。本講座では、様々なGANの派生形について体系的に学ぶことが可能です。
また、AI開発の際に重要なデータマネジメントの全体像を具体例も交えながら解説し、実務で必要な知識を習得する「データマネジメント講座」も開講中です。是非ご検討ください。

今後も、AI関連ニュースの記事を共有していきたいと思います。ご期待ください!

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更新日:2021.03.22

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