AIトピックス:従業員の健康を守る!富士通、LifeMark 健康経営ソリューション

AIトピックス:従業員の健康を守る!富士通、LifeMark 健康経営ソリューション

こんにちは。スキルアップAIの泉です。
スキルアップAIでは、AIに関するトピックスをピックアップし、週間で紹介しております。

新型コロナウイルスの影響で、在宅で働く方が増えていますね。 しかし、このような在宅ベースの勤務体制では、会社でみんなと顔を合わせることができないために、それぞれの従業員の健康状態をすぐに把握するのが難しくなります。こういった状態では、何か変化が生じても誰にも指摘されることがなくなるので、自分でも気づかないうち心身の健康を害してしまうといった人が増えていく心配があります。
そのため、日常的に従業員の健康を管理できるシステムづくりが企業に求められていると思います。
今回は、企業が従業員の健康を守る「LifeMark 健康経営ソリューション」をご紹介します。

 

LifeMark 健康経営ソリューション

このサービスは、富士通Japanが提供しています。従業員の健康関連データを集約し、分析を行うことで、従業員の健康を阻害する「要因」の特定と、健康経営を評価する指標への影響度を予測します。

まず、従業員のデータを集積します。

次に、アウトカム指標を用いて、目標値の設定を行います(②目標値の設定)。

アウトカム指標とは、「施策の実施により発生する効果・成果(アウトカム)を表す指標」のことです。
ここでは、従業員の離職率、プレゼンティズム、アブセンティズムなどを成果指標にしています。
「プレゼンティズム」とは、出勤しているにも関わらず、心身の健康上の問題の影響を受けて、パフォーマンスが上がらない状態です。
「アブセンティズム」とは、心身の体調不良が原因の遅刻や早退、就労が困難な欠勤、休職など、業務自体が行えない状態です。
チームのうちの1人がアブセンティズムの状態でいると、関わるチームや組織に影響し、業務生産や業務効率の低下を引き起こすといわれています。

その後、健康を脅かす14のリスク要因(朝食の欠食、残業時間、仕事の満足度等)の変動がアウトカム指標にどのように影響するかといったシミュレーションを行います。

最後に、シミュレーション結果から特定した、影響度が高いリスク要因の情報を活用して従業員の健康支援を行う施策の考案を行うことが可能です。

在宅では、仕事とプライベートのON/OFFを切り替えるのが難しいとの声を聞きます。 自分自身では気づかない間に、心身の健康が損なわれ、仕事のパフォーマンスが落ちてしまうことは大いにありそうです。
このように、日常の健康の可視化を行い、それらを分析して従業員の健康を支援するサポートを提供する仕組みは今後益々重要になり、企業に求められていくと思われます。今後もこのような取り組みが増えてほしいですね。

参考:富士通Japan株式会社, LifeMark 健康経営ソリューション

 

おわりに

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今後も、AI関連トピックスの記事を共有していきたいと思います。ご期待ください!
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更新日:2021.11.17

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