AIニュースまとめ(6月14日週)

AIニュースまとめ(6月14日週)

こんにちは。スキルアップAIの手柳です。
スキルアップAIでは、AIに関するニュースをピックアップし、週間で紹介しております。
今回は、6月14日週のAI関連のニュースを紹介していきます。

 

◇NECとカゴメ、農業ICTプラットフォームの機能強化

ニュースリリース:
NECとカゴメ、豪州での実証成果を踏まえ、農業ICTプラットフォーム「CropScope」を強化
NEC との豪州 AI 営農アドバイス実証成果を踏まえソリューションを強化 – 農業 ICT プラットフォーム「CropScope」の強化により新規契約先の拡大を図り、持続可能な農業に貢献 –

  1. トマトの生育状況や圃場環境を可視化
  2. AIによる営農アドバイス

NECは、昨年4月からカゴメと共同事業展開している農業ICTプラットフォーム「CropScore」に、新機能を追加しました。

CropScoreは、センサーや衛星データを活用したトマトの生育状況や圃場環境を可視化するサービスと、AIが営農アドバイスをしてくれるサービスで構成されています。
NECによると、AIは熟練栽培者の知識、技術を学習しており、水や肥料の最適な量と投入時期をアドバイスしてくれるので、経験や技術の有無に関わらず生産者は安定した収穫量、コストの削減が期待できるといいます。
また、熟練者の営農スキルをフレームワーク化することで、環境が異なる状況下においても熟練栽培者と同等の収穫量が実現でき、産地の拡大や新規就農者の営農支援が行えるそうです。
今回はユーザーの声をもとにした、圃場異常を通知する機能、周囲の圃場間比較分析機能などが新たに追加されました。
今後は、欧米のトマト一次加工品メーカーやトマト生産法人に向けた事業展開をさらに加速させていくとのことです。

日本では現在、農業従事者が減少していることが問題となっていますが、その原因には未経験から農業を始めることのハードルの高さがあると思います。
今回ご紹介したようなサービスが、多くの作物でも応用できるようになれば、日本における農業の活性化につながるのではないでしょうか。

 

◇Facebook、文字の癖をコピーするAIを開発

ニュースリリース:AI Can Now Copy Text Style in Images Using Just a Single Word

  1. 画像内のテキストから手書きの癖やフォントをコピー
  2. ある単語を別の単語に置き換えることができる

Facebookは、写真に写る文字のフォントや手書きの癖をコピーするAI「TextStyleBrush」を開発したと発表しました。

TextStyleBrushでは、画像内の文字の手書きの癖や、カリグラフィーなどのテキストからそのフォントを解析しコピーします。 解析した手書きの癖やフォントをもとに、画像内の単語をまったく別の単語に置き換えることができるそうです。
このAIでは、正解ラベルの付いた学習用データを必要としない自己教師あり学習という手法が用いられているため、テキスト内の単語1つだけで解析ができます。

今回のAIは文字を自然な形で置き換えることができるため、ディープフェイクの一種であるといえます。
ディープフェイクとは、顔認識技術などを用いて、動画や画像内の人物の顔を別人の顔に合成することができる技術ですが、最近では悪意のあるフェイク動画が作成されるなど、その活用法が問題となっています。
Facebookによると、今回の研究はディープフェイクを見抜くシステム開発の一環であるそうで今後の研究の発展が期待されます。

 

◇読み間違いの少ない音声合成AI開発、イントネーションの区別も

ニュースリリース:高精度な音声合成を自動生成するAIシステムを開発

  1. 漢字の誤読を減らす
  2. イントネーションやアクセントの違いも表現

大日本印刷は、音声合成の際に起きる誤読を減らし、人間が読むナレーションやアクセントに近い自然な音声を自動生成できるAI音声合成システムを開発しました。

このシステムでは、「行って」を「おこなって」と読むところを「いって」と読んでしまうような漢字の誤読を減らし、「橋」「箸」「端」など同じ読みでもイントネーションが異なる漢字の正確な発音が可能になります。
同社によると、従来の自社音声合成システムと比較してこれらの読み間違いを約50~70%削減できたといいます。
他にも、既存の音声データだけでなく追加学習によってデータを増やすことで、「読み」の正確性が向上し、より人に近い自然なナレーションが可能になりました。
学校教材や自治体・行政機関等の公式文書などのテキスト量が多いコンテンツなどで高い効果を発揮すると期待されます。

最近、身の回りでも人工音声を利用したサービスが多く見られるようになってきました。
単純に分かりやすいだけでなく、文字を読むことが困難な方たちにとっても、情報を誤って受け取ることがないように必要不可欠なサービスだと思います。

 

おわりに

いかがだったでしょうか?
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今後も、AI関連ニュースの記事を共有していきたいと思います。ご期待ください!

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更新日:2021.08.11

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